2017年11月15日

地震体験に先駆的なゴミ処理システム つくば市と鹿嶋市へ視察研修

11月15日(水)16日(木)に総務部会(総務部・環境美化部・防災連絡会)は茨城県つくば市の防災科学技術研究所(防災科研)と鹿嶋市の広域鹿嶋RDFセンターなどを視察しました。
防災科研は地震・津波・火山・気象などの観測網をもち地震計は民間含め1万台以上設置されています。

地震体験では、阪神淡路大震災の直下型、東日本大震災の海溝型、海溝型の東海地震を想定したビル30階の揺れなどタイプの違いを体感。1時間に300mmのゲリラ豪雨を再現できる大型降雨実験施設なども見学しました。

鹿島地域のゴミ処理は可燃と不燃の2種類で、可燃ゴミは鹿嶋RDFセンター(RDF:廃棄物から得られた燃料という意味の略称)で破砕・選別・乾燥・成形されて、直径2㎝・長さ7㎝の円筒状に固形燃料化されます。

その固形燃料は石炭に近い熱エネルギーを持ち、鹿島臨海工業地帯の企業から排出される可燃性の産業廃棄物(汚泥、廃油、廃プラ、木くず等含む)と一緒に鹿島共同再資源化センターにて焼却して1,000世帯の電気を賄える3,000kwを発電しています。
一般廃棄物の固形燃料と可燃性の産業廃棄物を同一施設で焼却処分するのは全国で初めてで、地域で発生した廃棄物を地域内で処理する資源循環型社会のモデルとして注目を集めているとのこと。

地域社会と企業が一体になって取り組んでいる先駆的なゴミ処理システムに感心しました。       
(総務部)




Posted by 古牧地区住民自治協議会 at 23:00